給与所得控除ってなに?

大人になればお金のことも自然と分かるだろうと思っていたけど、気がついたらもう大人だった・・・

自分で調べても初歩すぎて説明がない
今さら、人にも聞けない・・・

そんな人に向け、「お金の勉強」をする前に必要な知識を解説するシリーズです。

※小林義崇 氏 著「すみません、金利ってなんですか?」(サンマーク出版)から要約してお話ししています。

今さら聞けないお金の話13

給与所得控除ってのは、14種類の所得控除に入ってないけど、何でござるか?

給与所得控除とは、「サラリーマンの必要経費」みたいなもので、会社から給与をもらっている人は、その給与に応じて自動的に引いてもらえるものです。

サラリーマンも働くために、衣服や筆記用具、交通費などが必要となりますが、全員が税務署にその経費を申告に来られては大変なので、「みなし経費」として以下の表の通り、一律に計算される仕組みとなっています。

よって、実際に所得税の計算に用いられる「所得」(課税所得)とは、下の計算式になります。

課税所得= (収入)−(給与所得控除)(所得控除)

従って、同じ給料をもらっていても、所得控除が多い人は、所得税が少なくなります。

ちなみに、扶養の範囲で「103万円の壁」と言われるのは、この給与所得控除55万円と配偶者控除48万円の合計の103万円から来ており、収入がこれ以下であれば、課税所得が0円となり、税金が掛からないという訳です。

お侍さん、分かりましたか?

承知した。
かたじけない。

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