大人になればお金のことも自然と分かるだろうと思っていたけど、気がついたらもう大人だった・・・
自分で調べても初歩すぎて説明がない
今さら、人にも聞けない・・・
そんな人に向け、「お金の勉強」をする前に必要な知識を解説するシリーズです。
※小林義崇 氏 著「すみません、金利ってなんですか?」(サンマーク出版)から要約してお話ししています。
今さら聞けないお金の話8
「ゼロ金利」とか「マイナス金利」って言葉を聞いたが、一応、銀行では金利はついているようだがどういうことでござるか?
日本では、1999年2月に「ゼロ金利政策」が採られ、日銀が銀行にお金を貸す時の金利がほぼゼロにされました。
この政策の狙いは、銀行が日銀から金利ゼロでお金を借りれれば、銀行の金利も連動して下がり、結果、一般の人達もお金を借りやすくなり、経済が上向きになるというものでした。
ゼロ金利というと、とかく悪いイメージですが、それは銀行にお金を預けた場合であって、借りる時には嬉しい話です。
なお、2016年1月からはマイナス金利政策が採られています。これは、銀行が日銀にお金を預けた場合、一部の預金の金利をマイナスにするということ。
預金をしている銀行が逆に日銀に金利を払うことになるため、預金の引き出しを促し、企業への貸し出しや投資を増やして市場を活性化させる効果があるとされています。
なお、金利がマイナスになるのはあくまで銀行が日銀に預けている一部の預金だけで、個人の預金の金利がマイナスになってしまう訳ではないのでご安心を。
お侍さん、分かりましたか?
承知した。
かたじけない。
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